Proper Handgun Grip
銃はモデル毎で形状が異なる上に手の大きさにも個人差があるため、握り方にも「これが正解」というものは無く、安全に上手く撃つことができればそれがベストだ。ここでは拳銃の基本的な握り方を説明していくので、その参考にしてほしい。
画像:自動拳銃と右手を上から見た図
まず上の図のように、伸ばした利き手のY字の谷を支点に、銃と手首が一直線になるように握る。これにより反動も真っ直ぐに受けられ射撃の安定性が増すが、トリガーに人差し指が掛かり難くなる時は無理せずそちらを優先するか、グリップの細い銃に変更しよう。
画像:右手で握った自動拳銃
次に、もう一方の手の平をグリップの空いている面に密着させ、利き手の指を包み込むように握れば完成だ。この際、可動するスライドに親指を触れて怪我をしないよう注意。
画像:両手で握った自動拳銃
リボルバーや小型オートなどグリップが細い銃でも、利き手は変わらず人差し指と親指の間を支点に握る。
画像:右手で握った回転式拳銃
この場合のもう一方の手は、そのまま利き手を包み込めば完成。この際も可動するシリンダーに指が触れないようにしないと、発砲による加熱やギャップ(隙間)からの炎で火傷を負う恐れがあるため注意が要る。
画像:両手で握った回転式拳銃
サポートハンドの保持力を上げれば、その分だけ利き手の負担は減りトリガーを引く事に集中できる。ガク引きやフリンチングなどで銃のブレや集弾率を改善したい場合は、グリップの密着度や左右の力加減を見直してみるのも良いだろう。
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