Terminology of Guns
【排莢|はいきょう】
Ejection(エジェクション又はイジェクション)。空薬莢を銃の外へ排出すること。

【排莢口|はいきょうぐち】
Ejection Port(エジェクションポート)。薬莢を銃から外へ排出するために開けられた部位。

【排莢不良|はいきょうふりょう】
Jam(ジャム)又はJamming(ジャミング)。発砲後の空薬莢を排出する際に引っ掛かってしまうこと。

【ハイドラショック|Hydra Shok】
ホローポイント弾薬の一種。弾丸の凹み中央に突起(センターポスト)を設ける事で、着弾後の推進力と拡張力を両立させたもの。

【バイポッド|Bipod】
銃身又はフォアエンド部を支え射撃を安定させる二脚(にきゃく)のこと。三脚はトライポッドという。

【パウダー|Powder】
弾丸を発射するための火薬の通称。Propellant(プロペラント)ともいう。

【パウダータトゥーイング|Powder Tattooing】
発砲時に飛散する火薬の不燃焼物が皮膚に突き刺さる傷のこと。近距離の対象のみならず、銃器の不良や誤った握り方により射手が負う場合もある。

【パーカッションキャップ|Percussion Cap】
先込め式銃の時代に開発された、小さな容器に起爆薬を詰めた雷管(らいかん)のこと。

【パーカッションロック|Percussion Lock】
先込め式銃の発射方式の一つで、管打ち式(かんうちしき)のこと。ハンマーで雷管(パーカッションキャップ)を叩くものをいう。パーカッションロック式、又はキャップロック式。

【箱形弾倉|はこがただんそう】
Box Magazine(ボックスマガジン)。着脱が可能な弾倉の中で最も一般的なタイプ。

【バーストファイアー|Burst Fire】
一度トリガーを引くことで複数発(※主に2〜3発)の連続発射を行う機能のこと。3 Round Burst(3点バースト)など。

【発火金|はっかがね】
Anvil(アンビル)。雷管を撃針で突いた時に、内部の起爆薬を発火させるための受け金となる部品。ベルダン型では薬莢に設けた突起がその役割を持ち、ボクサー型のように雷管内には含まれない。

【バックショット|Buckshot】
一般に号数No.4〜No.000の散弾をいい、一粒の大きさが凡そ6.10mm〜9.14mmのもの。言葉は「鹿撃ち」を意味するが、中型動物の狩猟をはじめ用途は様々。

【バックストップ|Backstop】
射撃場において、発射された弾丸を受け止める後端の壁のこと。また受けた弾丸を捕獲する構造や装置をBullet Trap(ブレットトラップ)と呼ぶ。

【バックストラップ|Back Strap】
グリップの背面部分を指す。個々の握る太さに対応するよう、予め部品の追加や交換が可能なモデルもある。

【発射残渣|はっしゃざんさ】
Gunshot Residue(ガンショットレジデュー)又はGSRと略す。発砲時に放出される火薬の不燃焼物や金属片をいい、射手の手や身体、至近距離では銃口を向けられた対象者にも付着することがある。火薬残渣(かやくざんさ)。

【発射薬|はっしゃやく】
Powder(パウダー)又はPropellant(プロペラント)。弾丸を発射するための火薬のこと。

【バット|Butt】
台尻(だいじり)のこと。拳銃ならグリップの底面、ライフルならストック後部の肩に当てる面を指す。

【バットストック|Butt Stock】
床尾(しょうび)のこと。ストックの後部を指していう。

【バットプレート|Butt Plate】
床尾板(しょうびばん)のこと。ストックの最後尾、肩に当てる面の部品をいい、反動の衝撃を和らげる素材を使用することもある。

【バッフル|Baffle】
サイレンサーの内部で発射ガスを拡散して滞留させるための隔壁(かくへき)。

【バードショット|Birdshot】
一般に号数9〜Fの散弾をいい、一粒の大きさが凡そ2.03mm〜5.59mmのもの。言葉は「鳥撃ち」を意味するが用途は様々で、クレー射撃でも通常この範囲の号数9〜7-1/2(凡そ2.03mm〜2.41mm)が使用される。

【バトルライフル|Battle Rifle】
アサルトライフルに比べ、7.62x51mmなど高いエネルギーの弾薬を使用する自動小銃を指して呼ばれる。

【バナナマガジン|Banana Magazine】
バナナ形弾倉(ばなながただんそう)。弾薬の多くは後端から先端にかけて細くなっているため、弾倉の容量を最大限に利用して並べると前へとカーブしていく。その曲がった形状からそう呼ばれる。

【パフォーマンスセンター|Performance Center】
スミス&ウェッソン社のカスタムモデル部門。

【ハーフコック|Half Cock】
撃鉄(ハンマー)を半起こしにすること。銃により機能の有無があるが、安全に操作するための仕組みの一つ。また完全に起こし切ることをフルコックという。

【パーマネントキャビティ|Permanent Cavity】
永久空洞(えいきゅうくうどう)。弾丸の進入によって対象に形成される恒久的な空隙をいう。

【バヨネット|Bayonet】
銃剣(じゅうけん)。銃の先端に取り付けて使用する刃物のこと。

【パラオーディナンス|Para Ordnance】
カナダで設立された銃器メーカー。

【パラベラム|Parabellum】
9x19mm弾薬に用いられる名称で、ラテン語の言葉「Si vis pacem, para bellum(平和を欲するならば、戦いに備えよ)」から由来する。

【バリスティックゲル|Ballistic Gel】
命中した弾丸の働きを観察するために用いるゼラチン(動物性たんぱく質)のブロック。別称バリスティックゼラチン(Ballistic Gelatin)。

【バリスティックス|Ballistics】
弾道学(だんどうがく)のこと。弾丸の飛翔やエネルギーに影響を与える全ての要素を研究し算出する。

【バレル|Barrel】
銃身(じゅうしん)のこと。弾丸が発射ガスの圧力を受けて加速するための通り道となる筒状の部品。

【バレルシュラウド|Barrel Shroud】
発砲により加熱した銃身を直接触れないように覆っている部品のこと。多くは放熱のために複数の穴が空けられている。

【パン|Pan】
火皿(ひざら)のこと。先込め式の銃で点火薬をのせる皿状の部品。別称Flash Pan(フラッシュパン)。

【パンカバー|Pan Cover】
火蓋(ひぶた)のこと。先込め式の銃で点火薬をのせる火皿のフタ。別称Flash Pan Cover(フラッシュパンカバー)。

【ハングファイアー|Hang Fire】
遅発(ちはつ)。撃針が雷管を突いてから少し遅れて撃発(げきはつ)が起こること。

【番径|ばんけい】
Gauge(ゲージ)。ショットシェルの径及びショットガンの口径を表す単位に用いる。ボアということもある。

【反動|はんどう】
Recoil(リコイル)。火薬の燃焼により弾丸が推進する反作用の運動エネルギー。

【ハンドガード|Hand Guard】
ライフルやマシンガンなどの前方を保持するための部位で、銃身の熱から手を守る役割も持つ。別称フォアアーム。

【ハンドガン|Handgun】
拳銃(けんじゅう)のこと。片手で保持し操作及び発射が可能な銃の総称。

【ハンドローディング|Hand Loading】
弾丸、薬莢、雷管、発射薬を自身で組み立てて弾薬を作ること。Hand Load(ハンドロード)。

【ハンマー|Hammer】
撃鉄(げきてつ)のことで、撃針及び雷管を打つ部品。

【ハンマーシュラウド|Hammer Shroud】
回転式拳銃のハンマーを覆い隠す部品のこと。携行時の不意な引っ掛かりを抑えられる。

【ハンマースプリング|Hammer Spring】
ハンマーを可動させるためのスプリング。別称Main Spring(メインスプリング)。

【ハンマーブロック|Hammer Block】
リボルバーの安全装置の一つで、撃針が雷管に触れないようにハンマーの前に滑り込んでいる板状の部品。

【ハンマーレス|Hammerless】
銃のハンマーがフレーム内に収まっているもの。シュラウデッドハンマーやコンシールドハンマーと呼ぶこともある。

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