Terminology of Guns
【台尻|だいじり】
Butt(バット)。拳銃ならグリップの底面、ライフルならストック後部の肩に当てる面を指す。
【タクティカル|Tactical】
戦術的(せんじゅつてき)という意味の言葉で銃器や装備品にもよく用いられるが、その際は「戦闘用」や「軍用」などの意味合いが強い。タクティカルライト、タクティカルベスト、タクティカルギアなど。
【タクティカルリロード|Tactical Reload】
戦闘中、銃の弾薬を使い切る前に新しい弾倉に交換して備えるマガジンチェンジのこと。
【ダストカバー|Dust Cover】
排莢口(はいきょうぐち)から異物が入り込まないように取り付けられたフタ状の部品。
【ダブリューエムアール|WMR】
Winchester Magnum Rimfire(ウィンチェスター・マグナム・リムファイアー)又は(R=ライフル)の省略表記で、主に.22WMR弾薬の名称。
【ダブルアクション|Double Action】
トリガーを引くことで銃に2つの動きをさせ発砲する機構で、DAと略することも多い。またDAでしか発砲できないものを、DAO(ダブルアクションオンリー)と呼ぶこともある。
【ダブルカラム|Double Column】
箱形弾倉で、弾薬を二列(ダブル)に込めるものをいう。一列に込める「シングルカラム」に比べて装弾数を多くできるが、太さと重さも増してしまうデメリットもある。ダブルカラムマガジン。
【ダブルタップ|Double Tap】
主に自動拳銃において、間を空けずに2発連続で発砲すること。
【ダミーカート|Dummy Cart】
発射薬や雷管の起爆薬を含まずに外観のみを再現した弾。ダミーカートリッジ。
【弾丸|だんがん】
Bullet(ブレット)。火薬が燃焼するガス圧によって飛翔させる鉛を主とした物体。弾頭(だんとう)と呼ぶこともある。
【短機関銃|たんきかんじゅう】
Submachine Gun(サブマシンガン)。主に拳銃弾を使用する小型の機関銃をいう。
【弾芯|だんしん】
Core(コア)又はLead Core(レッドコア)。銅を主とした金属で被った弾丸の中身のことを指し、一般的な鉛以外にも、硬度の高い金属や軟らかい樹脂などを弾芯とした特殊な弾丸も存在する。
【弾倉|だんそう】
Magazine(マガジン)。連続で発射するために弾薬を込めておく部品。着脱可能なものだけでなく、銃に内蔵されている部位もそう呼ぶ。
【弾着|だんちゃく】
ターゲットや目標物など、弾丸がある地点へ到達すること。着弾(ちゃくだん)。
【弾道|だんどう】
Bullet Trajectory(ブレットトラジェクトリー)又はBullet Path(ブレットパス)。弾丸が飛翔する軌道(きどう)のこと。
【弾道学|だんどうがく】
Ballistics(バリスティックス)。弾丸の飛翔やエネルギーに影響を与える全ての要素を研究し算出する。
【弾道ゼラチン|だんどうぜらちん】
Ballistic Gelatin(バリスティックゼラチン)又はBallistic Gel(バリスティックゲル)。命中した弾丸の働きを観察するために用いるゼラチン(動物性たんぱく質)のブロック。
【単発式|たんぱつしき】
Single Shot(シングルショット)。弾倉を持たず、一発ずつ装填と発射を行う銃のこと。単発銃(たんぱつじゅう)。
【タンブリング|Tumbling】
弾丸が飛翔中に横転や宙返りをしてしまうこと。
【ターンボルト|Turn Bolt】
薬室の閉鎖と開放を、回転運動によって行う遊底(ボルト)のこと。
【弾薬|だんやく】
Cartridge(カートリッジ)。薬莢に発射薬と弾丸及び雷管を一体としたもの。Ammunition(アミュニション)。
【関連書籍】
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